夏の日差しの下で遊ぶ子どもたちの笑顔は最高だけど、虫刺されにはいつも悩まされるの。うちの子は蚊に刺されるとすぐ真っ赤になって痒がるのが大変で・・。
うちの子は虫刺されをかきむしって傷ができるのが心配なの。痒みがひどいと夜も寝つけず、私まで寝不足になることも・・。
夏の日差しの下で遊ぶ子どもたちの笑顔は、親として何よりも嬉しいものです。
しかし、野外ではどうしても避けられない問題があります。
それは、『虫刺され』。
赤く腫れて痒みを伴う虫刺されは、子どもたちにとってもママにとっても悩ましいものですよね。
現役薬剤師で自然療法にも精通したホリスティック薬剤師廣田が、虫刺されに対する安全で自然な対処法とその向き合い方を詳しくお伝えします。
自然の力を活かして虫刺され問題を解消し、外遊びを楽しむ我が子を安心して見守れるようになりましょう。
ママたちが抱える虫刺されの悩みと肌の心配事
敏感肌の子どもたちに起こりがちな肌トラブル
お子さまの肌って本当にデリケートですよね。
実は、赤ちゃんや子供の肌は、私たち大人の肌とはちょっと違うんです。
まず、子供の肌はとっても薄くて柔らかい。
まるでシルクのような感じ。
でも、それだけじゃなくて、肌を守る力もまだまだ発達途中なんです。
だから、外からの刺激にすごく敏感になってしまいます。
さらに、子供の肌は水分を逃しやすいので、潤いをキープする力がそこまで上手ではありません。
そして、もう一つ大事なポイント!
子供の肌は、お肌を保護する油分の分泌が少ないんです。
これが原因で、肌が乾燥しやすくなってしまいます。
こういった理由から、子供が虫に刺されると、大人よりも炎症をおこし、痒くなりやすい傾向があります。
- かきむしりによる傷
強い痒みでかきむしると、皮膚に傷ができて膿むことがあります。 - アレルギー反応
虫の唾液や毒で、刺された部分が腫れたり、全身に発疹が出たりすることがあります。
ハチやムカデの場合は特に注意が必要。 - 二次感染
かきむしりや不潔な手で触ると、傷口から細菌が入って悪化することがあります。 - 発熱や体調不良
まれに、虫刺されが原因で熱が出たり体調を崩したりすることがあります。
マダニや蚊が運ぶ病気にかかる可能性もあるので、心配な時は医師に相談しましょう。
このように、虫刺されは単なる痒みだけでなく、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。
子どもたちが元気いっぱいに外で遊ぶ姿を見ると、ママはとても幸せな気持ちで満たされます。
でも同時に、ちょっとした心配も頭をよぎることがあります。
実は、うちの次女が幼稚園の時に虫刺されがきっかけでとびひになってしまったことがあるんです。
あの時は本当に大変でした。
とびひが全身に広がってしまって…。
それ以来しばらくの間、次女が虫に刺されるたびに「またとびひになったらどうしよう」と不安になっていました。
きっと私だけじゃなく、同じような経験をしたママや、虫刺されを心配しているママも多いんじゃないでしょうか?
子どもの健康を気遣うのは当然のこと。
でも、だからといって外遊びを制限するのはもったいない!子どもの成長にとって外遊びはとても大切です。
夜中のかゆみで眠れない!ママたちの心配事
こんな経験ありませんか?
夜中に子どもが虫刺されのかゆみで起きてしまって、親子で眠れない夜を過ごすこと。
実はこれ、多くのママが経験している悩みなんです。
なぜ夜になると痒みが強くなるのか、不思議に思ったことはありませんか?
これには理由があるんです。
夕方から夜にかけて副交感神経が優位になり、体はリラックス状態になります。
リラックス時に身体が休息・回復・デトックスを優先し、痒みを感じやすくなります。
また、「コルチゾール」というホルモンの影響もあります。
このホルモン、ステロイドホルモンとも呼ばれるのですが、昼間は多くて夜は少なくなるんです。
コルチゾールには炎症を抑える働きがあるので、夜になって減ってしまうと、痒みが増してしまうんです。
こうして夜になると痒みが強くなり、お子さんの大切な睡眠が妨げられてしまいます。
子どもの成長には十分な睡眠が欠かせないので、これは本当に悩ましい問題ですよね。
✔ぬるめのお風呂にゆっくり入る(熱すぎると痒みが増す可能性あり)
✔室温を少し低めに設定(約18~22℃が理想的)
✔湿度を50-60%に保つ
✔通気性の良い綿・シルク・竹布・麻素材のパジャマを着る(寝具も)
✔かゆみが気になるときは、短い絵本の読み聞かせなどで気を紛らわせる
✔爪を短く切って、かいても皮膚へのダメージを最小限にする
化学薬品を避けたいママ必見!安全な方法で虫刺され対策をしよう
知らなきゃ怖い!化学薬品入り虫よけが子供に与える驚きの影響
虫刺され対策は欠かせませんよね。
市販の虫よけスプレーや塗り薬に含まれる化学成分が気になるのよね。
子供用を買えば大丈夫かしら。
そんな声をよく聞きます。
市販の虫よけスプレーには、DEET(ディート)やピレスロイドなどの化学成分が含まれています。
これらの成分は強力な虫よけ効果を持っていますが、同時に肌に刺激を与えたり、アレルギーまた、体に影響が及ぶこともあります。
特に小さな子供向けは、これらの影響が心配ですよね。
ママは「子供用だから安心!」という表示にひかれがちですが、実は必ずしも安全ではありません。
1.規制の曖昧さ: 「子供用」の明確な基準がなく、大人用と成分が似ていることも。
2.子供の肌の特徴: 子供の肌は大人より薄く、化学物質を吸収しやすい。
3.アレルギーリスク: 「子供用」でも添加物でアレルギー反応が起こる可能性がある。
4.長期影響の不明確さ: 子供への長期的な影響はまだよくわかっていない。
5. 過剰使用の危険: 「安全」と思い込んで使いすぎてしまうリスクがある。
これらを知ると「何を使えばいいのよ!?」と思わないかも知れません。
でも大丈夫!自然の力を借りた安全な方法で、お子様を虫刺されから守ることができます。
安心・安全な虫よけ対策で子供を守ろう
ここでは、化学薬品を含まない安全な虫よけスプレーの選び方をご紹介しますね。
✔ 成分表示をしっかりチェックしよう
虫よけスプレーの成分表示を必ず確認しましょう。
避けたい化学成分には以下のようなものがあります。
・DEET(ディート)
・ピレスロイド化合物(ペルメトリンなど)
これらの成分名が含まれているかどうかチェックしてください。
✔ 安全性の高い自然由来成分を含む製品を選びましょう
おすすめの天然成分
・レモングラス:さわやかな香りで虫を寄せ付けない
・シトロネラ:蚊よけ効果がある
・ティーツリー:抗菌作用もある
・ラベンダー:虫よけ効果と香りでリラックス効果もある
これらの精油は虫を寄せ付けにくい効果があり、お子様の肌にも優しいです。
自家製虫よけスプレーを作ることもできます。
✔ オーガニック認証を確認する
オーガニック認証を受けた製品は、厳しい基準をクリアしているため、より安心して使用できます。
口コミやレビューも参考にしつつ、実際に少量を肌に塗って、反応を確認することも重要です。安心して使える商品を見つけましょう。
自然の力を借りた虫よけは、即効性や持続性で化学製品に及ばないこともあります。
けれど、私は子供の肌にはやさしい選択だと思います。
長袖を着せたり、外遊びの場所や時間を少し工夫したりと、いろいろな方法を組み合わせれば、自然由来の虫よけでも十分な効果が得られるかもしれません。
安全な虫よけ対策で備えて、親子で夏の自然を思いっきり満喫しましょう!
虫刺され後のケア:西洋医学&自然療法のアプローチ
どんなにしっかりと虫よけ対策をしても、刺されてしまうことはありますよね。
この章では、西洋医学と自然療法のアプローチを比較し、それぞれの特長を探ってみましょう。
西洋医学の虫刺され治療
痒みや炎症で辛い時、まずは皮膚科の受診を考える方が多いかと思います。
西洋医学的なアプローチは主に薬による対処法になります。
1.ステロイドクリーム
強い炎症や腫れを抑える作用があるため、赤みや腫れがひどい場合に使用されます。
注意点: 長期間使用すると皮膚が薄くなる、発疹、発赤、刺激感などの副作用が出ることがあるため、使用する場合は短期間にとどめることをおすすめします。顔や首など皮膚が薄い部位は薬の吸収率が高いため、副作用が出やすいです。
2.抗ヒスタミン薬(非ステロイド薬)
虫刺されによるかゆみを軽減するために使われ、内服薬や塗り薬があります。
注意点:使用部位に発疹、発赤、刺激感などの局所的な副作用が現れることがあります。
3.抗生物質軟膏
虫刺された跡を掻きすぎて傷ができてしまった場合は、感染症予防のため抗生物質入りの軟膏を使用することがあります。
注意点:通常、短期間の使用が基本です。長期間使用すると、抗生物質に対する耐性ができることがあります。皮膚に発疹や赤み、かゆみなどの副作用が現れることがあります。
自然療法を使ったケア
一方で、自然療法は人間が本来持っている自然治癒力を活かし、体の回復をサポートすることに重点を置いています。
✔自然治癒力の活用:
人間の体には驚くべき自然治癒力が備わっています。
自然療法は、この力を最大限に引き出すことを目指します。
体の自然な回復プロセスをサポートし、長期的な健康増進につなげます。
✔健康の底上げ:
自然療法は、症状の緩和だけでなく、全体的な健康の土台を強化します。
自分に合った食事や適度な運動、ストレスケアを通じて、虫刺されからの回復を早めることができます。
✔副作用の少ないケア:
自然療法は自然由来の成分を使用するため、化学薬品による副作用のリスクを最小限に抑えることができます。
このように、虫刺され後のケアにおいて、西洋医学と自然療法はそれぞれ異なる特徴を持っています。
薬の力を借りて炎症を抑えることは即効性もあり、効果的な選択肢の一つです。
しかし、私たち親として子供の未来を考えたとき、薬の副作用が及ぼす長期的な影響が気になります。
塗り薬の種類や成分によって影響の度合いは違いますが、目や口に入ると様々なデメリットが考えられます。
一方で、自然療法のアプローチを取り入れることは、体が本来持っている治癒力を引き出し、早く回復するだけでなく、長い目で見ると、お子さまの健康な体づくりにつながります。
更に我が子に「自然療法の素晴らしさ」を教えられるチャンスにもなります。
自然療法は、そんな健康的な習慣の第一歩になるかもしれません。
ママとしては心配で早く治してあげたい気持ちはわかります。
でも、焦らずにお子さまの体を信じてみてください。
自然療法は、そんなママの愛情とお子さまの健康をつなぐ架け橋になってくれるでしょう。
虫刺され後に自然療法で悪化したケース:ママたちのリアルな声
虫刺され後のケアに自然療法を取り入れるのは、おすすめな選択肢です。
しかし、誤った方法を使うと、思わぬトラブルに見舞われることもあります。
この記事では、実際に起きたトラブル事例と、それを未然に防ぐための具体的な対策法をご紹介します。
自然療法を安全に活用するための知識を身につけ、安心して虫刺されケアを行いましょう。
自然素材のジェルや精油で悪化
息子が虫刺されにアロエジェルを使用しました。アロエには炎症を抑える作用があると聞いていたので安心して使いました。しかし数日後、刺された箇所が赤く腫れてしまい、子どもが痒みで眠れなくなった時がありました。
娘が蚊に刺されたので、友人から勧められたティートゥリーオイルを使ってみました。最初は少し痒みが引いたように感じたのですが、翌日には刺された部分が赤く腫れあがってしまいました。自然療法が全て悪いわけではないと思いますが、やはり慎重に使うべきだと感じました。
悪化した原因とポイント
アレルギー反応:
アロエベラはその抗炎症作用や保湿効果で知られていますが、すべての人に対して安全で効果的とは限りません。アロエベラに含まれる成分は、日焼けや軽い火傷の後の鎮静に効果があるとされています。しかし、アレルギー反応を引き起こす可能性もあり、これが原因で症状が悪化することがあります。
製品の成分:
市販のアロエジェルには、保存料や添加物が含まれていることがあり、これらがアレルギー反応や皮膚刺激を引き起こすことがあります。アロエベラの純度や他の成分の影響も考慮する必要があります。
皮膚への刺激が強い:
ティートゥリーオイルは強力な精油で、皮膚刺激を考える可能性があります。 特に原液で使用すると、刺激が強すぎる場合があります。お子様の肌は特に敏感なので、大人用の濃度では強すぎることがあります。
ティートゥリーオイルを使用する際は、キャリアオイル(例えばココナッツオイルやMCTオイル)で適切に希釈しましょう。
一般的には、1滴のティートゥリーオイルに対して10mlのキャリアオイルを混ぜると良いです。
初めて使用する前に、必ずパッチテストを行いましょう。
酸化した油による刺激:
精油は時間の経過や大事な保存方法により酸化することがあります。酸化すると、精油の中身が変わってしまい、肌への刺激が高まる可能性があります。
精油を購入する際は、信頼できるブランドや販売店を選びましょう。
使用前に必ず精油の状態(臭い、色)を確認してくださいね。
開封後は1年以内に使い切ることをおすすめします。
不安な場合は、精油の代わりに水溶性のアロマウォーターを選択するのも良いですよ。
自然療法のメリットとリスクを正しく理解して、安全で効果的なケアを行いましょうね。
ホリスティック薬剤師おすすめ!虫刺されに使える自然療法3選
ここでは、ホリスティック薬剤師廣田がおすすめする、虫刺されに使える自然療法を3つご紹介します!
自然療法虫刺され対策❶クレイで肌の修復力アップ
クレイとは
クレイとは、自然の土や粘土から作られた、微細な粉末状の物質です。
クレイを使った療法は「クレイセラピー」と呼ばれ、古代から動植物が大地のエネルギーとして利用してきた歴史があります。
クレイには、ミネラルが豊富に含まれており、体が本来持っている健康を取り戻す力を活性化し、心身のバランスを整える効果があるとされています
色や種類によって異なる特性を持ち、さまざまな用途に使われます。
クレイはフェイスマスクとしての利用が一般的ですが、ホームケアとしてもさまざまな用途があります。
クレイパウダーはボディパウダーやスキンケア、制汗剤、デオドラントとして使用でき、シンプルながらもその効果を実感することができます。
また、クレイペーストとして使用することで、より、即効性が期待できます。
このように、クレイは日常生活に手軽に取り入れることができ、デトックスやミネラル補給を促進し、妊婦や赤ちゃんにも安心して使用できる自然療法です。
虫に刺された患部にクレイパックをすることで、虫刺されによるかゆみや腫れを自然に緩和します。
虫刺され後のケアにおすすめのクレイの色は、まずはグリーン、次にホワイトです。
クレイパックが虫刺されに有効な理由
1. 吸着力:
クレイは強力な吸着力を持っており、皮膚表面の毒素や不純物を吸い取る能力があります。虫刺されによって皮膚に侵入した毒素や異物をクレイが吸着することで、炎症を引き起こす物質を除去する作用があります。これにより、炎症が軽減され、かゆみや腫れが和らぎます。
2. ミネラル供給:
クレイには、カルシウム、マグネシウム、シリカ、鉄などの豊富なミネラルが含まれています。これらのミネラルは皮膚に吸収されることで、細胞の修復を促進し、炎症を抑制する効果があります。特に、マグネシウムは抗炎症作用があり、カルシウムは細胞の再生を助けるため、クレイパックを使用することで治癒が早まります。
3. pH調整:
クレイは皮膚のpHバランスを整える効果があります。虫刺されによって皮膚のpHバランスが乱れると、炎症反応が強くなります。クレイパックを使用することで、皮膚のpHが正常に戻り、炎症反応が抑制されます。これにより、かゆみや赤みが軽減され、皮膚の状態が改善されます。
4. 冷却効果:
クレイパックを患部に塗布すると、冷却効果が得られます。クレイが乾燥する過程で、皮膚の熱を吸収し、冷却効果をもたらします。これにより、かゆみや腫れが和らぎ、虫刺されによる不快感が軽減されます。冷却効果は、特に炎症が強い場合に有効で、即効性のある緩和が期待できます。
このグリーンクレイは虫刺されにびっくりするほど効き目があります。
特に覚えておいてもらいたいのが、虫に刺されたらすぐに使うのがポイントです!
使用方法に完璧を求めるよりも、素早く塗ることを優先してくださいね。
自然療法虫刺され対策❷レメディで痒み緩和
虫に刺された後の痒みに対してレメディで対処することができます。
レメディとは
ホメオパシーのレメディは、自然由来の成分を使って作られた小さな錠剤や液体のことです。
ホメオパシーはドイツ発祥の200年の歴史を持つ自然療法です。
日本語では「同種療法」と訳され、「症状を引き起こすものが、その症状を癒す」と考えます。
もしかしたら、耳慣れない言葉かもしれませんが、皆さんも一度は体験したことがあると思います。
例えば、玉ねぎを切ると、鼻水や涙が出ますよね。
この反応は、玉ねぎに含まれる成分が目や鼻の粘膜を刺激するためです。
この性質を利用して、玉ねぎを切って近くにおいておくことで、私たちの治す力が発動し、同じ症状を治そうとします。
レメディは、私たちの身の回りにある植物や鉱物、時には動物由来からのエッセンスを抽出し、水とアルコールで理論上1分子も存在しない状態まで薄めたものが染み込ませてあります。
物質は存在しませんが、天然成分のエネルギー情報が含まれ、私たちの体の水に情報が伝わり、傾いた心身のバランスを自分で整えるように働きます。
レメディはいわば、ホメオパシーの「生命力増進アイテム」のようなものです。
情報しか含まないので、万が一間違ってとっても、たくさんとっても問題ない、というのも魅力の1つです。
西洋医学の抗ヒスタミン薬は、アレルギー反応を引き起こすヒスタミンの作用をブロックし、症状を抑えます。
しかし、眠気、口の渇き、めまい、便秘、眼圧上昇などの副作用を引き起こす可能性があります。
長期的な使用は、臓器の負担が大きくなり、様々な弊害が出てくる可能性も考えられます。
一方、ホメオパシーのレメディであるApis(エイピス)はミツバチの毒から作られたレメディです。
Apisは情報だけを含み、物質は入っていないため、毒が体に入るわけではありません。
体にミツバチの毒が入ったかのような錯覚を起こし、体の本来持っている自然治癒力を活性化させ、より自然な形で症状を和らげます。
ミツバチの毒が引き起こす症状(腫れ、痒み、灼熱感)が、蚊やハチなどの虫刺されの症状と似ているため、虫刺されの症状を緩和するのに使えます。
つまり、Apisには痒みの原因となるヒスタミンを抑制する作用(ホメオパシー版抗ヒスタミン剤)がある、ということをおさえておいてくださいね。
レメディは波動療法で毒の成分は含まれないので、誰でも安心して使えます。エイピスを使用すると、自然治癒力が促進され、虫刺されの症状が早く和らぐと思います。
✓虫に刺されて、赤く腫れて熱をもっている時
✓痒みと焼けるような痛みがある時
✓ひりひり・ちくちくする時
✓冷やすと痒みが楽になる時
はエイピスを使ってみてくださいね!
砂糖玉のレメディは小さな粒状で、水なしで舌下に置くだけで使用できるため、外出先でも簡単に使えます。
公園遊びや、キャンプ、海水浴など、どんなお出かけでも慌てず対応できて安心ですね。
ママとしての経験から、「備えあれば憂いなし」を実感しています。
自然療法虫刺され対策❸日々の食事で悪化させない体づくり
3つめにお伝えするのは食事です。
虫に刺されたらどう対処するかというのも大事ですが、虫に刺された後に炎症や腫れの悪化を防ぐには、普段の食事が非常に重要です。
虫に刺されても炎症が悪化せず早く回復する体づくりには、日々の食生活が大きく影響します。
体内で炎症の原因となる物質を増やさないよう、食事内容に気を配ることが大切です。
炎症が悪化する原因となる食べ物ナンバー1は「酸化する油」です。
「酸化する油」というのは
米油
菜種油(キャノーラ油)
大豆油
コーン油
ゴマ油
えごま油
亜麻仁油
などがあります。
油は、たくさんの小さな分子でできています。
これらの分子の中には、「不飽和脂肪酸」というものがあります。
不飽和脂肪酸は、分子の中に「二重結合」という特別な部分を持っています。
この二重結合は、ちょうど空いている席のようなものです。
そして、空気中の酸素は、この空いている席に座りたがります。
酸素が座ると、それを「酸化」と呼びます。
酸化が起こると、油の味や匂いが変わったり、炎症の元になる物質ができます。
だから、不飽和脂肪酸をたくさん含む油は、酸化しやすいんです。
油の種類 | 飽和脂肪酸 (%) | 一価不飽和脂肪酸 (%) | 多価不飽和脂肪酸 (%) | 酸化のしやすさ |
---|---|---|---|---|
ココナッツ油 | 90 | 7 | 3 | 非常に低い |
オリーブ油 | 14 | 73 | 13 | 低い |
キャノーラ油 | 7 | 63 | 30 | 中程度 |
大豆油 | 15 | 24 | 61 | 高い |
亜麻仁油 | 9 | 18 | 73 | 非常に高い |
この表からわかることは
私たちの日々の生活は本当に忙しいですよね。
仕事や家事に追われ、毎日の食事を全て手作りするのは難しいこともあります。
お惣菜を買ったり、外食したり、時には揚げ物を食べることもあるでしょう。
完璧を目指すとストレスになります。
家で料理を時に作る時、ちょっとした工夫で油を使わなくても美味しいお食事を作ることができます。
1.揚げ物の代わりに、オーブンやグリルを使った調理法を試してみる
2.サラダやゆで野菜を増やし、ドレッシングは手作りのビネガーベースのものを使う
3.炒め物をする時は、油水や出汁を使う「蒸し炒め」を試してみる
4.週に1-2回は「オイルフリーデー」を設けて、油を使わない料理にチャレンジする
このような小さな変化から始めてみましょう!
すぐに全てを変える必要はありません。
少しずつ、自分のペースで実践してみてくださいね。
炎症を抑える食生活は、虫刺されの時だけでなく、日々の健康や美容にも良い影響を与えます。
まずは、今日の夕食から、ちょっとした工夫を始めてみませんか?
きっと、体の調子の良さを実感できるはずです。
夏野菜の活用や重ね煮などの調理法を取り入れることで、より効果的に健康的な体づくりができます。
夏野菜には炎症を緩和する効果があるものも多いですが、特定の野菜に偏らず、バランスの良い食事を心がけることが大切です。
夏野菜を調理する場合は味噌や塩を使った調理法を活用して、陰の野菜に陽の要素を加えましょう。
重ね煮もおすすめです!重ね煮は、複数の野菜を一つの鍋で順番に重ねて蒸し煮にする調理法です。油を1滴も使わず、各野菜の持つ栄養や旨味を逃がさず調理することができますよ。
安全な虫刺され対策をして夏を楽しもう!
今年の夏の虫刺され対策は、このブログを参考にして、ぜひ化学薬品に頼らない方法を選んでみてくださいね。
自然由来の成分を含む虫よけ製品やオーガニック認証を確認し、環境に応じた対策を組み合わせることが大切です。
虫刺され後のケアには、西洋医学と自然療法のアプローチを理解し、安全に活用することが重要です。
ホリスティック薬剤師おすすめの3つの自然療法、クレイによる肌の修復力アップ、レメディによる痒み緩和、日々の食事による体づくりを取り入れましょう。
クレイは吸着力やミネラル供給で効果を発揮し、レメディは自然治癒力を促進します。
食事では酸化しにくい油を選び、調理方法を工夫することで炎症を抑える体づくりができます。
自然療法は長期的に見て家族の健康の土台を強化してくれます。
いざという時にママがホームケアで対処できるのは、心の安定にもつながります。
完璧を目指すのではなく、家族の状況に合わせて少しずつ取り入れ、自然の力を借りた対策で楽しい夏の思い出を作りましょう!
廣田仁美
1980年生まれ。山口県在住。神戸薬科大学卒業。二児の母。
小さい頃から、小児喘息、アトピー持ちで20年以上ステロイド使用歴あり。
我が子もアトピーで、本格的に生活習慣を見直すことを決意し、自然療法、生化学、栄養学、心理学など幅広く学ぶ。
親子でアトピーを克服し、日常生活で蜂蜜、クレイ、ホメオパシーを活用している。
現在は、薬剤師をしながら、自然療法を中心とした健康講座の講師を務める。健全な心身で、自信をもって選択できる方を増やすために活動中。
【取得資格】
薬剤師
ホリスティックホームケアアドバイザー
クレイソムリエ
蜂蜜療法家
エニアグラムマスターコース受講
食育調味料アドバイザー